フリーランスで仕事が順調に進んでいる方の中には、「会社という形にして、仕事を続けていきたい」と考えている方もいると思います。会社という形になれば、様々なメリットがありますから、「これから、更に利益も増やしていきたい」と考えている方もいるでしょう。しかし、不安となるのは資本ではないでしょうか。「最初から、軌道に乗るとは限らないだろう」と感じている方も多いと思います。
　そこで、フリーランスの方が会社設立した際に得られるメリットとなる消費税についてご紹介しましょう。

　フリーランスとして仕事をしている方も、当然課税売上が1,000万円を超えている方であれば、消費税を支払っていると思います。「この消費税が、大きいんだよなぁ」と感じている方もいるでしょう。「会社設立後も、この消費税を支払うとなると、かなりの負担になるなぁ」と感じている方もいるでしょう。
　実は、会社設立を行い、法人化した際には資本金1,000万円以下であれば、消費税が免除されるというメリットがあるのです。もちろん、ずうっと免除というわけではなく、最初の2年間という期限はありますが、2年間だけでも消費税が免除されるというのは、かなり大きなメリットとなるのではないでしょうか。
　当然、利益が大きければ消費税も大きくなりますから、利益が大きい方にとっては、会社設立で大きなメリットを得ることが出来るでしょう。これからフリーランスになり、その後会社を設立しようと考えている方であれば、フリーランスになってから2年後に会社設立をすることで4年間消費税が免除されることになりますから、これを良いタイミングと考えると良いかもしれませんね。

　「会社を設立したいけれど、資金繰りが不安」「軌道に乗るまでが、心配」と感じている方にとって、この消費税の免税というのは大きなメリットと感じるのではないでしょうか。